“広島市8.20土砂災害”を絶対に忘れない!
これまでの歩み
私たちは、私たちが暮らすまちで、2014年「広島市8.20土砂災害」を経験しました。
一人の母親として、守るべき小さい愛しい命がそこにあるのに、何も備えをしていないという焦り。
もしものとき、我が子を抱えて自分が出来ることは何なのか、不安でいっぱいになりました。
まず、その不安な気持ちを母親同士で話し合い、次に学び合える場をつくり
そして、学んだことを2017年8月に「ママの防災ぽっけ」冊子としてまとめました。
私たちはその冊子を人から人へと手渡しすることを大切にしてきました。
時間の流れと共に、「ママの防災ぽっけ」だけでは伝えられないことがあり
あの出来事を「絶対に忘れない!」ために私たちができることはなんだろうと考えるようになってきました。
そして、新たな仲間と共に、スタートした紙芝居づくり。
このお話の原案は、あの災害で愛しい二人の我が子さんが犠牲になったお母さんが書いてくださいました。
最初に私たちは、彼女が体験されたことを聞かせていただき
何を紙芝居で伝えたいのか、時間をかけて話し合っていきました。
絵を描くことが大好きな3人のお母さんがイラストを担当しました。
みんなの思いをイラストで表現することは本当に大変な作業でした。
コロナ禍の中、みんなで集まり一緒に作業をすることが難しい時期もありました。
自粛生活を体験する中で、人のつながりと命の大切さをあらためて、感じることがたくさんありました。
そんな様々な思いが詰まった紙芝居「なっちゃんのランドセル」が、2020年9月に完成しました。
特別非営利活動法人 ANT-Hiroshima の皆さまからの支援金により作成させていただきました。
忘れないために私たちができること!
紙芝居をひろげよう!
私たちは、冊子「ママの防災ぽっけ」を手から手へ、人から人へ、大切に配ってきました。
この紙芝居も、皆さんにいろいろなお知恵をいただきながら、たくさんの人たちにお届けしたいと考えています。
その方法として「紙芝居の貸出」「紙芝居複製原画展の開催」を、2021年にスタートしました。
◆紙芝居の貸出◆
紙芝居の貸出は、安佐南区社会福祉協議会さんが窓口となります。
紙芝居セットには、「演台、紙芝居」が入っています。
上演される前に、紙芝居が出来上がるまでの経緯や思いを
お話させていただくことも可能です。
安佐南区社会福祉協議会さんにご相談ください。
<連絡先>082-831-5011
◆紙芝居複製原画展の開催◆
災害の記録写真から私たちは多くのことを学ぶことができます。
“絵には写真とは違うチカラがある!”
そんなお声をいただき、この原画展を行うことにしました。
公民館等公共施設や地域のいろいろな場所で
開催できたらと思っています。
また、原画展期間中に「紙芝居サロン」と題して、
紙芝居の上演や情報交換の場もできたらと思います。
安佐南区社会福祉協議会さんにお問い合わせください。
<連絡先>082-831-5011